
2003年より環境NGOが中心となって始めた地球温暖化防止イベントの一つである
キャンドルナイト。
夏至、冬至の年2回、夜の8時から10時の2時間だけ電気を消してキャンドルの明かりで過ごすというイベントです。
ぴーこが野菜の宅配で利用している「
らでぃっしゅぼーや」もこのイベントに参加しています。
なぜ野菜の宅配業者であるらでぃっしゅぼーやが参加するのか?
以下はらでぃっしゅぼーやから頂いたチラシを抜粋したものです。
「地球温暖化の進行は農業を通じて私たちの「食生活」にも影響しかねません。例えば、りんご産地として南限に位置する長野県の生産者からは、平均気温の上昇により一部の地域でりんごが育ちにくくなっていたり、本来、越冬するはずのない害虫が一年を通して畑を荒らしているといった話を聞きます。電気を消して、キャンドルを灯し楽しく過ごす。それだけのことですが、この温暖化防止イベントを通じて、多くの方が“食生活を支える環境”を見直すきっかけづくりができればと思っています。」
ぴーこがらでぃっしゅに共感して、らでぃっしゅユーザーになった所以はここにあります。
最近の現場では添加物を配慮した食を提供したり、オーガニック野菜を取り入れたり安全な食を提供する場面が多くなってきました。その点についてはとても喜ばしいことだと思います。
しかし、様々なシーンで食をプロデュースしていた側の視点から見ると、食に関わる、または提供する企業が食を取り巻く環境に、関心を寄せることが少ない点に疑問を感じていました。
らでぃっしゅでも取り上げられているように、環境問題や地球温暖化により食を取り巻く環境が厳しくなってきています。
これから食をプロデュースする側は、是非、「食を育む環境」について関心を持って欲しいと思います。そして、フードプランナーなり、フードコーディネーターなり、調理人なり食に関わる仕事を目指す方々にも、その基本となる食環境の厳しい現状を学んで欲しいと思います。
(フードコーディネーターのカリキュラムのなかに、食環境に関する講義は残念ながら組みこまれていません)
去年の夏に知ったこのイベント。
この8時〜10時に夕食の準備をすることが多く、電気を消すということが難しくて出来ませんでした。
今年こそは数分でもいいから、出来るだけ電気を消して過ごしてみるつもりです。
出来ることから無理せず始めてみようと思ってます。
食をプロデュースするだけが仕事じゃないんだということをぴーこ自身が考え直さないといけない、そう改めて感じた一枚のチラシでした。